【エーライツ】映画「そして父になる」出演の黄升炫が
カンヌ国際映画祭の渡航メンバーに!
映画「そして父になる」出演の
黄升炫(エーライツ所属)が
カンヌ国際映画祭の
渡航メンバーに!
第66回カンヌ国際映画祭(2013年5月15日~26日)コンペティション部門選出作品・映画 『そして父になる』 のカンヌ渡航メンバーが決定し、琉晴(りゅうせい)役で出演の黄升炫(エーチームグループ/エーライツ所属)がメンバー入りした。
渡航メンバーはカンヌ映画祭入りし、記者会見、レッドカーペットなどの公式イベントに参加した。
福山雅治、カンヌで男泣き!
『そして父になる』に
約10分間拍手鳴りやまず!
【第66回カンヌ国際映画祭】
是枝裕和監督の新作『そして父になる』が現地時間18日、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で公式上映され、是枝監督、福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子に約10分間にわたるスタンディングオベーションが送られた。
普段は決して涙を見せたことのなかった福山が泣いた。本編終了後、スクリーンにエンドロールが流れると劇場内には観客からの歓声と拍手が鳴り響き、約10分に渡るスタンディングオベーションが送られた。鳴り止まない拍手と「ブラボー!」の喝采に、涙を浮かべながら応える是枝監督の隣で、福山は何度も涙を拭っていた。是枝監督の努力が、カンヌに届いた瞬間だった。
後に行われた会見でその瞬間を振り返った福山は「大変感動して、涙が出ました。是枝さんおめでとうという気持ちがこみ上げてきました」と感無量の様子。福山の妻を演じた尾野も、「日本の文化や会話、気持ちが伝わったことがとてもうれしかったです」と声を震わせ、是枝監督は「こんなに長く温かい拍手に包まれたのは初めて。届いたなという感激がありました」と喜びを噛みしめた。
またこの日は、今月11日に亡くなった夏八木勲さんも、カンヌのスクリーンによみがえった。福山は「今日は見ていてくれたんじゃないかな」とポツリ。自分の父親を演じた夏八木さんが、どこかから見守っていてくれたように感じたという。
レッドカーペットイベントでは、世界各国から集まった報道陣によるフラッシュの嵐に緊張してしまった子役の二宮慶多、黄升炫(エーライツ所属)を気づかうように、監督とキャスト全員が手をつないで登場。リリーが「ジョージ・クルーニーみたいに歩こうか、とかいろいろ考えていたけれど、子どもたちのおかげで緊張がほぐれた」と語ったように、まるで本当の家族のようにほほ笑み合いながら、レッドカーペットを歩いた。「これから、つらいことがあって飲むたびに、今日のことを思い出します」と口をそろえた男性陣。今夜は最高の美酒に酔えることだろう。
映画『そして父になる』は
10月5日より新宿ピカデリーほか全国公開
第66回カンヌ国際映画祭は5月26日まで開催
福山雅治、カンヌに登場!
「いつスターになろうと思ったの?」
子役の質問に苦笑い
【第66回カンヌ国際映画祭】
開催中の第66回カンヌ国際映画祭で18日夜(現地時間)、『そして父になる』が公式上映された。生憎にもこの日は朝から強い雨が降り続いたが、是枝裕和監督と主演の福山雅治らキャスト陣がレッドカーペットの上に姿を現すと、詰めかけた報道陣のフラッシュが絶え間なく光り続けた。子役の二宮慶多くんの蝶ネクタイを直してあげる福山の姿は、まさに父親そのもの。「家族」のようなチームワークの良さが伝わる一幕だった。
過ちのために病院で子どもが取り違えられたことを知った2つの家族。自分の“本当の”息子を決めるのは、血のつながりなのか、それとも一緒に過ごしてきた6年間なのか…。人生の勝ち組として成功の道を歩き続けてきたはずの父親を福山が演じ、その妻に尾野真千子、取り違えた相手の息子の両親をリリー・フランキーと真木よう子が演じた本作は、これが3度目のカンヌ映画祭コンペ部門の参加となる是枝監督の最新作とあって、公式上映前の記者会見も世界各国の記者が詰めかけて、質問が途切れることがなかった。
『誰も知らない』(04)で柳楽優弥に同映画祭の最年少主演男優賞をもたらしたところからも、俳優、特に子役への演出方法に世界のジャーナリストも関心が高く、質問が集中した。福山が「子役には台本を見せず、どういう撮影をするのか知らずに現場に来ていた。子どもたちにとっては、大人の俳優と遊んだ、という記憶になっていると思う。我々も演技をしたというより、子どもの感性に導かれて表出したものを切り取っているのが実情で、そこが良かったのでは」と撮影現場の裏側を明かす。「台本を見せないといっても、必ず子役に言わせないといけないセリフがあって、それを演出するのは難しいと思うのだが…」とさらに突っ込んできた質問に対して是枝監督は、父親の福山を子役の黄升炫くんが「なぜ?」と訊き続ける印象的な場面は、実際に現場での黄くんの口癖を取り入れたことを例に挙げ、「セリフは事前に書いてはいるが、彼らの会話を通して書き換えて、文字ではなく口頭で伝えている。だから言いづらくないのではないかな」と、独特の演出方法について解説した。
そもそも子役の二人も、あらかじめ「こういう子どもを」と想定して探したのではなく、子どもたちに会ってみて「この二人を撮りたい」と、個性にあわせて台本を書き換えたことや、「映画の『ここを観て欲しい』というのは、撮影前も完成後も自分にはなく、観た人の感想を受け止めて初めて、自分が作ったものを確認できる。このような質問やコミュニケーションの機会はとても大事で、映画祭にはその部分の良さがある」と、子どもたちの自然な演技を引き出したのが、是枝監督の独特な「リアクター」(受け手)としての感性、鋭い観察者の目であることが強調された。
また、カンヌの印象を問われて「カンヌはいつも映画について深く考える時間を与えてくれる。ゆうべもディナーでフランソワ・オゾン監督とお互いの作品について立ち話をしたが、そういった豊かな時間を過ごしたいですね」と、舞い上がりを感じさせない、常連の貫禄を見せた。その是枝監督の落ち着きがキャスト陣にも良い影響を与えているのか、真木と尾野が映画祭に参加できたことへの喜びや興奮を笑顔で述べると、リリーは「ゆうべのパーティーで飲んだけど、みんなが帰ったあともホテルでひとりで飲み続けた」と会場の笑いを誘い、福山は「撮影本番の直前に『ねえ、福山さんはいつスターになろうと思ったの?』と黄くんに聞かれて困った」と暴露すれば、(そんなこと、言ったかな?)といぶかしげな表情を浮かべる黄くんに対して「言ってたやん~」と苦笑いを浮かべるなど、元々は他人だった人たちが、<家族>になろうとしている直前の空気を捉えた、まさに映画の続きを見ているかのような、和やかな雰囲気に包まれたまま、会見を終えた。
子役の二宮慶多、黄升炫
ルモンド紙を飾る!!
【第66回カンヌ国際映画祭】
フランスのカメラマンさんに撮影いただき ちゃんとメルシーと挨拶していました!
◆『そして父になる』特報
◆独占!そして父になる(メイキング映像)
◆福山雅治 カンヌ国際映画祭
そして父になるインタビュー
◆福山雅治 カンヌ国際映画祭
レッドカーペット『そして父になる』